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僕らのミライへ逆回転




監督:ミシェル・ゴンドリー/新宿バルト9シアター7/★3(50点)
本家公式サイト

RE:(無題)
原題は「BE KIND REWIND」。韻を踏んでいるというか、ダジャレのような感じもするが、「(返却の際は)巻き戻してくれるとありがたい」という意味なんだろう。
ま、私の英語力はアテにならないのだが、少なくともREWINDは「逆回転」というより「巻き戻し」だよね。
ストーリーとダブルミーニングの秀逸な原題だと思う。邦題はヒドイ。

要するに「RE」のお題目映画なのだろう。

映画をリメイクするだけではない。
街をリニューアルする計画。店長はビデオ屋をリニューアルしようと努め、店長の伝言はメモを裏返し(リバース)して意味を知る。
おそらくこの映画に込められたテーマは、リセットであり、リスタートであり、リフレッシュなのだろう。

意図はよく分かるし、悪い話じゃない。
ただ、粗すぎる感が否めない。アイディアに溺れてしまったようにも思えてしまう。

例えば、唯一製作過程を詳しく見せている『ゴーストバスターズ』が(私は)思ったほど笑えなかった。期待したほどおバカでもなかった。ここでもっと笑えていれば、「面白かった」と評判になるのも飲めたかもしれない。ビデオ屋の客と一緒に「もっと他の作品も!」と思ったかもしれない。20ドルも払って会員になろうとは思わなかったなぁ。

そもそも、この街がどんな所でどんな人々が住んでいるのか分からない。
その街の名(ハーレムじゃなくてどこだっけ?)を聞けば、アメリカ人なら分かるのだろうか?
その土台が分からないから、その後の展開も分からない。
え?なに?なんで街中で史実をデッチあげるわけ?街を守りたいの?ビデオ店を残したいの?自分たちが映画制作に参加したいだけなの?よほど娯楽がない街なの?
このあざとい商売する店に、みんな何を期待してるの?

いや、それ以前に、全ての登場人物の行動目的が最初っから全然分からない。
何でジャック・ブラックは店に近づいちゃいけないなんて店長は言ったの?
マイクは店長に何の恩義があるの?
店長は何を思ってそんな嘘を何十年も言い続けていたの?
(一応全部説明はしてるけど、全然説得力ない)

これ、アメリカ人なら分かる映画なのかなあ?
例えば、「ジャンル分けシンプル」で「種類が少なく」「同じ作品が大量」というDVD店のクダリ。これ、ツ●ヤという店名なら日本人は大ウケするだろうよ。
それと同じことなのかなあ?

意図は分かるし、アイディアも面白い。いい話であることは分かるんだけどなあ。

日本公開2008年10月11日(2008年 アメリカ)

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