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渇き


監督:パク・チャヌク/新宿武蔵野館/
★3(68点)本家公式サイト

渡辺淳一に見せてやりたい
正直言って、どう受け止めたらいいものやら、とっちらかった印象の映画。
いやいや、ジャンル[Comedy]でしょ、これ。

パク・チャヌクの新作を待ちわびてずっと情報を追っていたのだが、制作中のタイトルが「吸血鬼」、完成時のタイトルが「コウモリ」だったと記憶している。いよいよ公開となる際に初めて『渇き』というタイトルになったような気がする。『渇き』とは巧いタイトルを付けたものだと予告編を見た時には思ったものだが、映画を観てみれば「それは後付だったんじゃね?」とさえ思ってしまう。

しかし、観終わって感じた私の印象は『失楽園』。

劇中「素直にくれる血なんて美味しくないのよ!」みたいな台詞があるが、背徳こそ蜜の味。
実際、この映画の二人の関係は、不倫だからこそ燃えたのです。ええええ、そういうもんなんです。

一方で、最期を迎える理由は『失楽園』よりも説得力があるんですね。説明的と言ってもいい。
それはそれで悪くはないのですが、理に落ちすぎて散りゆく者の美学が無い。だから哀しくない。おまけに生き残りをかけた“コント”始めるし。
いやまあ、『失楽園』に美学があったかと言われるとちょっと・・・。

パク・チャヌク新作に飢えた渇きを癒すにはものたりない。
もしかすると、渇いた笑いということなのか?

日本公開2010年2月27日(2009年 韓国)

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