August 2019  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

引き裂かれた女

引き裂かれた女監督:クロード・シャブロル/渋谷ユーロスペース/★3(58点)本家公式サイト

そこかよっ!
ヌーベルバーグ時代の一人でキャリアも長いのに、日本公開はその作品の半分程度しかないと言われるクロード・シャブロルの遺作。

この監督の作品は短編を1本観たきりなので何とも言えないのだが、少なくともこの作品に関して言えば、登場人物を単純な善悪で切り分けていない。
全ての登場人物に二面性が割り振られていて、観客の単純な感情移入を拒否しているように思える。

しかしそれは、“人間の奥深さ”を描写するというよりも、実験的な“設定のための設定”に見えてしまう。
何かこう、二面性が地続きじゃないというか、逆に単純に二面しかないというか、いやもうぶっちゃけ、80歳近い爺さんの遺作つかまえてナンだけど、幼稚にさえ思えてくる。

要するに、そうした二つの力、有り体に言えば男が女性に求める“清純さ”と“淫乱さ”によって『引き裂かれた女』ってことなんだろうが、それにしてもね、あのオチはどうしたもんだか。
そこかよっ!そこで終わんのかよっ!
笑った笑った。

「爺さんと若い娘が恋する」男性映画であると同時に、「いろいろあったけど私は女優よ」女性映画、フランス映画によくある両方の系譜なのかもしれない。

余談

2007年の映画で日本公開まで4年もかかったのだが、いやあ、この頃のサニエ嬢は可愛いね。こんな娘にあんなコトやこんなコトしてみたいね。という実にオッサンなコメント。

日本公開4月9日(2007年 仏)

comments

   

trackback

pagetop