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シド・アンド・ナンシー

監督:アレックス・コックス/キネカ大森
★3(60点)本家

いろんな意味で「マイ・ウェイ」だよね。
どうも。鑑賞後2ヶ月近く経ってるのに、いまだに『ロック・オブ・エイジス』が腹立たしいペペロンチーノです。そしたらキネカ大森名画座でロックな死に様映画をやるってんで、四半世紀も昔の映画を観に「現代のシド・ヴィシャスに手錠かけられるのは只あたしだけ」と歌いながら遠征してきたよ。公開時、見逃したんだよなあ。ミニシアター全盛だったなあ(遠い目)。

この映画のシドは(たぶん本物のシドも)、パンクな生き様(死に様)の人だったかもしれないけど、音楽のために生まれてきた人ではなかったように思う。
「マイ・ウェイ」を歌ったことで(嫌々だったという話もあるが)、我が道を行く生き様がオーバーラップしすぎてる。結局「マイ・ウェイ」しかないのか。
この映画の嫌な所って、「結局、お前は何だったんだ!?」って思ってしまう所。
「俺には音楽しかないんだ!」って生き様こそがロックだと思うんですよ。
シド・ビシャスって音楽的にはどうだったのよ?ベースは弾くよりも客を殴る道具だったって話もあるし。

でも、ゴミのような世の中で寄り添う二人ってのは嫌いじゃない。
切なくて素敵なシーンもある。
たぶん、ミニシアター全盛の公開時リアルタイムで、「『灰とダイヤモンド』みたいに死にたい」と思っていた若かったあの頃に観ていたら、大好きになっていた映画かもしれない。

しかし21世紀の今日、オッサンの心の芯にはもはや響かんのだよ。ほら俺、ロック小僧じゃないし。きゃりーぱみゅぱみゅとか大好きだし。

(1986年 英)

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